映画しあわせのパン
大好きな映画
北海道で"カフェマーニ"を営むご夫婦
いつも穏やかに微笑んでいるけど
どことなく物憂げな雰囲気
幸せ、寂しさ、穏やかさ、切なさ…
優しく淡々と過ぎていく日常
彼氏に沖縄旅行をすっぽかされて、やけで北海道に来た女性
自分の未来は何も変わらないと、投げやりになる青年
ひとりでカフェにやってきた小学生の女の子とお父さん
認知症の奥さんを連れて、吹雪のなかやってきた旦那さん
個性的な常連さんたち
心のすき間にそっと差し出される
美味しそうなパンやごはん
幸せのなかにある寂しさ
本当にほしいものって何なのかな
「ぼくのほしいものは、ひとつだけですから」
「なん……ですか?」
「……秘密、です」
冒頭の絵本のなかで、太陽を隠してほしいと頼む月に、マーニが言う言葉
大切なのは
君が、照らされていて
君が、照らしている
ということなんだよ
誰かに照らされていることは
誰かを照らしていること
気付かなくてもいいけど
気付いたら今よりちょっとだけ
自分に優しくなれるかも
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