プリンスエドワード島・母娘旅③

旅行から1カ月以上たち、記憶もあいまいになってきました。笑

あんなことあったね、こんなこともあったねと、思い出話をするのが大好きなので、そういう気持ちでのんびり書いていこうと思います。



3日目は赤毛のアンツアー。初日の夜に空港に迎えに来てくれたmiwaさんが本日のガイドさん。PEI在住15年というベテランさんです。ガイド・ドライバー・カメラマンの3役をこなしてくれました!



満開のすももの木に見送ってもらい、B&Bをチェックアウト。

最初の撮影スポットの赤土の道へ。



「この赤い道とてもおもしろいわ。どうしてあんなに赤いのってスペンサーの小母さんにきいたのよ。そうしたら、後生だからこれ以上なにもきかないでちょうだい、もう千くらいもきいたじゃないのって言いなすったわ。でもわからないことをきかなかったら、どうしていろいろなことがわかるかしら」


おしゃべりなアンが答えてもらえなかった質問を、ガイドさんに聞いてみました。笑

島の土は鉄分を多く含んでいて、酸化鉄になって赤く見えるそうです。へぇ~。さらに、雨上がりの湿った土が特に赤く見えるそうで、この日はタイミングもバッチリでした。



こちらは赤毛のアンの著者、モンゴメリの生家です。100年前の暮らしを再現した展示館になっています。家具は当時実際に使われていたものを、島の人たちが寄付してくれたそうです。



ケンジントン駅。島では珍しい石造りの建物。島には石がないので、本土から全て運んできています。

数十年前に廃線になっていて、線路跡は島をぐるっと走る自転車ロードになっています。サイクリング、気持ちいいだろうなぁ。



セントメアリーズ教会。歴史的な建物として島の認定を受けています。

現在は教会としては使われなくなり維持が難しくなったため、年に1度音楽祭を開いてその収益で維持費をまかなっているそうです。歴史的な建物の保存は、どの地域でも課題なんですね。青空と緑の絨毯に、教会の白が美しく映えていました。



赤毛のアンミュージアム。モンゴメリがよく訪れていた親戚の家です。今も子孫の方が暮らしながらミュージアムとして維持しています。



”輝く湖”のモデルになった湖がすぐ隣にあります。ですが太陽が反射して輝くのは午後らしく、ちょっと残念。もちろん綺麗だったけど。



こちらは当時のガラス窓で、古いガラス特有の歪みがあります。外の景色が歪んで見えるのがわかりますか?

モンゴメリはこの窓から見える、"普段とは違う景色"が好きで、よく窓辺から外を眺めていたそうです。想像力の豊かさを感じたエピソード。



”マシューの馬車”に乗せてもらいました。輝く湖の周りをグルっと半周ほど。

「この馬車に乗っている間は、僕はマシューなんだ。僕はマシュー1で、さっきの彼がマシュー2だよ♪」と楽しそうに話してくれました。馬車を降りたら本名に戻るんだって。笑



漁業の島なので灯台もたくさんあります。どの灯台も絵になるなぁ。



こちらが、島の中でも特に美しい景色と言われているフレンチリバー。

可愛らしくて美しくて、まるでおとぎ話の中に入ったような気分でした。



これだけの景色ですから、周辺にコテージ群が建つ可能性もあったそうですが、この辺り一帯の大地主さんが、この景色を楽しんでもらえるようにと駐車場を整備し、維持しているそうです。島の人から敬意を込めて、”rich man”(お金持ち&心も豊か)と呼ばれています。



こちらがrich manの別荘。年に数週間しか滞在しないらしい。門から家までが遠すぎて全景が見えない。笑


ここまでで午前中。本当に盛りだくさんでした。後半は④にします~


なんでもない日にいらっしゃい

好きなこと、大切なことの記録

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