ReLIFEと青春
嫌われることが怖くて
自分の気持ちを出すことができなかった
なんでも笑って
そうだねって言っていた頃があった
「何か言うとすぐ泣きそうだしね」
「いてもいなくても同じじゃん」
そんな声が聞こえたのは中学生の頃
へらへらって笑っていれば
嫌われることもないだろうと思っていたのに
嫌われない代わりに
好かれることもなくて
それがどこまでも寂しかった
人の顔を見れなかったから、学年が終わるころでも、クラスメートの顔が覚えられなくて
親友がほしい
いつも隣にいてくれる人がほしい
あの頃は、泣きそうな顔でいつもそう言ってたのにね
と最近、懐かしそうに母が言った
そんな中学時代を、ReLIFEというアニメを観ていたら思い出した。(全力で高校時代を青春してる眩しいアニメなのだけど)
秀才だけどとてつもなく人間関係が不器用な女の子が出でくる。それでも懸命に人と関わろうとする姿に、ハラハラしながら応援してしまった。
学校の勉強には必ず正解がある。やればやるほど数字で結果も返ってくる。だから、人に向き合う分を、全部勉強に向けた。
人は、わからない。
何が正解かわからないから、とにかく間違わないようにしなきゃと思っていた。
今も無意識に、そうやって行動してしまうことが多い。
けれど社会人になってから、まるで学生時代に貯金した分を取り返すかのように、宝物のような出会いを重ねた。
あの頃からは信じられない自分が、今いる。
何度も何度も繰り返して、落ち込んで、後悔して、でもまた外に出ていく。
不器用は仕方ない。ずっとそうだったんだから、今更だ。笑
不器用なまま、やっていく。
失敗したら、笑ってみる。
中学生の自分にも、嬉しいことや楽しいことはあって、ちゃんと笑ってたんだって、ちょっと思い出した。
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